名古屋市中区丸の内。オフィスビルやマンションが立ち並ぶ、落ち着いた街並みの一角に、ひっそりと佇む隠れ家的カフェがあります。その名も「cafe one(カフェワン)」。通り沿いの地下に位置し、初めて訪れる方は「本当にここにお店があるのだろうか?」と少し不安になるかもしれません。しかし、その階段を一歩降りて扉を開けた瞬間、そんな気持ちは一変します。そこには、都会の喧騒を忘れさせてくれるような、静かで温かみのある空間が広がっています。



店内は照明がやや落とされ、木のぬくもりを感じるインテリアが印象的。シンプルでありながらもセンスの良さを感じさせる空間づくりで、ひとりでゆっくり過ごす方から、友人同士、仕事の合間のランチ利用まで、さまざまなシーンに寄り添ってくれます。席数も比較的多く、その日の気分に合わせて好きな席を選べるのも嬉しいポイント。地下にあるため外の音がほとんど入らず、自然と会話のトーンも落ち着き、心がほどけていくのを感じます。


cafe oneの大きな魅力のひとつが、「毎日変わるランチメニュー」。決まった定番に加え、その日その日で内容が変わるため、何度訪れても新しい出会いがあります。まるで“今日だけの一皿”に出会えるような特別感があり、通いたくなる理由のひとつです。今回いただいたのは、豚肉をじっくり煮込んだお肉料理がメインのプレートランチ。この日限定のメニューということで、期待が高まります。

まずは、色鮮やかなサラダ。新鮮な野菜のシャキシャキ感が心地よく、シンプルながらも丁寧に作られているのが伝わってきます。続いてコーンスープは、ひと口飲んだ瞬間に広がる濃厚な甘みと旨味が印象的。コーンの風味がしっかりと感じられ、まるで素材そのものを味わっているかのような満足感があります。

プレートにはほかにも、もやしのお浸しのような小鉢が添えられていましたが、こちらはほんのりとスパイスが効いた一品。和風の見た目ながら、口にするとどこかエスニックなニュアンスも感じられ、思わず「おっ」と声が出るような意外性があります。さらに、5種の野菜の煮物もスパイスが効いた仕様で、野菜それぞれの甘みと香りが引き立てられています。優しい味わいの中にもしっかりと個性があり、メイン料理への期待を高めてくれる存在です。


そして、いよいよ主役のお肉料理。豚肉をじっくりと煮込んだ一品は、見た目からして艶やかで、箸を入れた瞬間にその柔らかさが伝わってきます。口に運ぶと、まるで角煮のようにトロットロ。繊維がほろりとほどけ、噛むほどに旨味と甘味がじんわりと広がります。しっかりとしたコクがありながらも重すぎず、ご飯との相性も抜群。思わず無言で食べ進めてしまうほどの美味しさでした。

ドリンクには、アップルジュースが付いてきます。自然なりんごの甘さと爽やかな酸味が心地よく、濃厚な料理の後に飲むと口の中がすっきりとリセットされます。最後まで計算された構成のランチプレートで、「一皿の中に物語がある」と感じさせてくれる内容でした。


これだけのクオリティとボリュームで、価格は税込1,300円。正直なところ、もう少し高くても不思議ではないと感じるほどの満足度です。毎日変わるメニューということもあり、「次はどんな料理に出会えるのだろう」と自然と再訪したくなります。


静かで落ち着いた空間の中、丁寧に作られた本格洋食を味わうひとときは、まさに“日常の中の小さな贅沢”。丸の内エリアでランチやカフェタイムを探している方には、ぜひ一度足を運んでいただきたい一軒です。地下にひっそりと佇むcafe oneで、あなただけの“お気に入りの一皿”を見つけてみてはいかがでしょうか。
【店舗情報】
店名:cafe one 丸の内
住所:〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目21−25 清風ビル B1F
営業時間:11:00〜21:00(土曜・祝19時閉店、日曜は17時閉店)
定休日:不定休
アクセス:地下鉄 桜通線 鶴舞線 丸の内駅より徒歩で5分
HP:店舗公式HP
SNS:店舗公式Instagram
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